代表ご挨拶

代表のご挨拶

 

設立11周年を迎えて

株式会社VPlusを設立してから、今年で11周年を迎えることができました。これもひとえに、VPlus設立当初より支えてくださったお客様、お取引先様、多くの皆様のご尽力あってのことと考えております。

この11年、まさに『山あり、谷あり』の経営でしたが、数え切れぬ程の皆様にご協力、ご支援をいただいたことで、なんとか困難を乗り越え、今日のVPlusがございます。まさにこの11年は、VPlusと皆様との歴史そのものであると、これまでを振り返っております。皆様への感謝は言葉に表せぬ程、重く大切なものです。そのご恩に報いるべく、今後も一層、精一杯邁進していくことをお約束致します。

 

VPlus設立当時を振り返って

次にはVPlus設立経緯についてお話に移りたいと思います。

代表者である、私、チャン・バン・クエンは2002年9月に沖縄にございます、名桜大学大学院(修士課程)修了後、4年間ベトナム人研修生管理やベトナム進出支援等の仕事に関わりました。

その間、ベトナム人と日本人との仲介業務が主な仕事で、関わっていた案件の中で成功した案件も多かったですが、失敗に終わった案件も珍しくなかったことを覚えております。その原因を精査してみた所、価値観や考え方の相違の問題だと理解することができました。

 

つまり、それは異文化、文化的な背景や慣習の違いによるものだったのです。殆どは「もう少しお互いに理解すれば、こんな残念な結果にはならなかったはず…」という案件ばかりでした。

原因が分かった時点で私が社内に解決案等を提案しました。しかし、社内では固定観念に縛られてなかなか解決できず、”日本とベトナムにおける諸問題を私なりに解決したい”との決意し、株式会社VPlusを設立する運びとなりました。

 

異国の地、日本での奮闘

見えない壁に日々悩み、引きこもりそうだったあの頃

起業当時、まだまだ排他的な考え方が根強くありました。そんな日本で外国人が起業することの難しさは覚悟しておりましたが、起業後、その困難が倍になったと実感することになります。

 

外国人であるために、”在留資格を毎年更新しないといけない”、そして”ローンを組めない”ことは勿論、”不動産契約しにくい”など、数えきれない程の問題が降り掛かってきました。

 

外国人が経営する企業に対する偏見

 

 

 

これは現在でも続いている重要な問題なのですが、弊社を外国人が経営していることを信じていただけなかったことについて、様々な思いを抱えております。それは、日本社会にグローバル化が浸透しきっていないことへの残念な気持ちや、自ら積み上げてきた実績をもってしても理解されず、信用されない”偏見という大きな壁”に対する悲しさ、辛さといったものです。

 

 

「オタクさん、若いけど大丈夫?」

「会社の裏に日本人の誰かがおるの?」

 

起業当時より、このような言葉を何度も掛けられ、その度に外国人が日本で起業する難しさ、ビジネスを軌道に乗せる困難さをどれだけ味わったか分かりません。社内では日本人スタッフ、日本語堪能なベトナム人スタッフが多く在籍し、代表である私自身が日本語に不自由しない弊社の事情を考えると、誤解されても仕方なかったとも思います。

 

このような言葉を掛けられる度、

 

「確かにワタクシは若いですが、若いから仕事ができないとは言えないと思います。

結果をご覧ください」

 

というような返答や、

 

「私は日本の会社に縛られたくないために、独立しましたので、

裏に日本人がいれば独立する意味がありません」

 

という起業時からの強い意思、想いを伝えてきたのですが、信じてもらえるケースもあれば、その逆も相当数ございました。

 

 

固定概念を乗り越え、さらなる飛躍を

悔しいことに、未だ”私が日本人に雇われている外国人社長である”と思っている方がいらっしゃるのも事実です。

弊社では設立後、固定概念を覆すべく、ノウハウの蓄積を積極的に行ってきました。同時に、人脈についてもベトナム、日本の両国で広げ、最新のITツールも駆使して厚い壁を乗り越えようと挑戦を続けています。

その成果により、多様なご要望に応えられる提案力を身につけ、お客様からのご支持を11年に渡り頂戴しております。また、創業当初に比べ、業績は15倍以上アップ”するなど、数字となって表れています。

 

『自立』と『公平』を重視する、企業風土

これまでに触れた困難を社員と一丸になり乗り越えてきた経験は、私にある財産をもたらしました。それは、『自立心』と『公平でいること』の重要性を強く理解できたことです。

幼少時より、他人に頼るのが嫌な性分で、できる限りのことを”自力でやる”ように意識してきました。この姿勢と日本での起業経験により、VPlusの理念には『自立』と『公平』の言葉を入れ、社内完結型のスタイルを構築しております。

できるだけ他人(他社)に頼らないというのは、大変厳しいことですが、この精神は在日ベトナム人の技術者に対しても同様で、日本企業との取引においても「外国人なので、使ってやる」という考えを持つ方とは関係を持たないこととしています。

弊社が発注元になる場合であっても、上から下への目線、対等ではない取引もしないようにという指導もしております。利益を考えると損をしているかもしれませんが、価値観を同じくし、互いに尊重でき、信頼関係を構築できるお客様とのみ取引をさせていただいています。後に多くの問題が発生することを考えると、『自立』と『公平』を重視した関係性の構築は、お互いに”WIN-WIN”なのではないかと考えております。

 

代表者が外国人という事実を乗り越える意思、覚悟

私は祖国であるベトナムを愛していますし、長く暮らしビジネスの拠点である日本を第二の故郷と考えています。これまでの人生のうち、両国それぞれで半々の割合で生活をしてきた中で、両国の影響を受けていることは私の誇りです。

 

そんな私が経営する、株式会社VPlusは代表者が外国人であることは、変えようのない事実なのです。

長い日本生活の中で、外国人経営者のメリット、デメリットを十分過ぎるほど理解しておりますが、努力と勉強の継続で”外国人である壁”を乗り越えることができると私自身が信じています。実際に、皆様のご尽力もあり、様々な結果を出すことができ、今後も成長を続ける所存です。

 

 

想いを同じくするスタッフと共に、次なるステージへ

 

長い代表挨拶となりましたが、ここまで読み進めてくださった皆様、誠にありがとうございました。

私は今年42歳です。日本語の勉強をはじめてから25年目、来日してから21年目、VPlusを設立してからは11年目となりました。すべてにおいて、相当な年月が経過しておりますが、私はお客様の笑顔を見るために、来日時やVPlus設立時の緊張感を常に忘れず、毎日、気合を入れて頑張っております。

今では、社員はもちろん、多くの協力スタッフにも恵まれ、志を同じくする彼らと共に”新たな”VPlusの1ページ”を刻むべく邁進しております。どうか、一層のご支援ならびにご鞭撻の程、何卒よろしくお願い致します。

 

                                                                              株式会社 VPlus          

                                                                              代表取締役社長 チャン・バン・クエン

  • Published
    Mar 11, 2015
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